建築の仕事は建築用機材を多く使うようになってきました。
しかし特殊な工法を必要とするもの、きめ細かい細部の仕上げ、木材本来の美しさを前面に押し出す仕事には昔ながらの道具をまだまだ必要とします。
そしてそこが大工の腕の見せ所です。
道具の中には代々受け継がれ100年以上も使い続けるものもあります。
長年使い続け親方にとって道具は宝であり、もう体の一部になっています。
建築材料に使う欅(ケヤキ)や檜(ヒノキ)は
自分の目で良質なものを選び使用します。
時には最高の木材を探しに県外に足を運ぶこともあります。
特に重要な柱などの個所に使う欅は何百年ももつと言われています。
高度な技法を用い神社仏閣の建築や補修に携わる大工をいいます。
親方またその親方も地域の重要な仕事に携わってきました。
今も文化保存の為活躍を続けています。